SNSは、我々の生活の一部になるつつあります。
特に若い世代には普通に使っているし、手軽なものになっています。
洋一郎です。
ここでが、アフィリエイターにも関係する最近のSNS事情について調べてみました。
LINE離れは20代が微増加、若者の動向はTwitterに移行?
2020年SNSの動向調査では、20代のSNS利用時間が少し減少しているそうです。
このデータから若者は、SNSを離れていく傾向なのでしょうか?
NTTモバイル社会研究所の調査結果
モバイル社会研究所が2020年6月、SNSの利用について調査を行ったところ、次のようなまとめ記事が公表されました。
- 主要SNSの利用ではLINEが72.6%と圧倒的に高い。
- 全世代でLINEの利用率は他のSNSよりも高く、10代では9割超え。
- 10代ではFacebookよりもTikTokの利用率の方が高い。
参考:モバイル社会研究所
2020年の動向調査です。
2019年の動向調査です。
SNSの種類別に見ると圧倒的にLINEユーザーが占めています。
このデータだけでは、LINE離れが顕著にわかりませんが、別の調査結果では、「ほんのわずかLINEユーザーが減少している」との情報もあります。
LINEユーザー微小減の原因
SNSの利用は、若者全体の利用者が減っているわけでは無く、10代の利用者が伸びています。
そして、20代が減っています。
現代の20代は、LINEをネイティブとしてとらえ、最初からスマホを買い、LINEでコミュニケーションをしてきた世代と言えます。
LINEは、ほぼ全てのリアルなオンタイムコミュニケーションとして、友人、家族、同僚と繋がることができるので、24時間365日まるまる繋がっているのは、ちょっときついという人がいるのも事実です。
この現象から、「LINEはもう疲れた。だからLINEから離れる」という現象が20代で起きている可能性があるようです。
結果として、LINEユーザの20代が減り、10代が増えたということです。
ただし、これは一過性のものかもしれないので、継続的な観察が必要です。
そして、主要SNSの日本国内の利用者数は、LINEが一番、続いてTwitter、Instagram、Facebook、TikTokの順です。
Twitterが少しづつ増加している理由
LINE離れが起きている中で、少しずつ若者の支持を集めているのがTwitterです。
リアルなコミュニケーションのLINEからを一度離れて、ネットの世界でゆっくりしたい、遊びたいという人にはTwitterは気軽に始められるSNSです。
今では、Twitterは複数のアカウントを使うのが一般的になってきています。
Twitterは、ペルソナを切替え、自分の表と裏の顔、仕事での顔と家での顔といったよう別人で情報発信できます。
また、既読をスルーしたりして軋轢を生むLINEのややこしい状況よりも気軽に、しかも匿名で使うことができるので伸びています。
しかし、気軽さゆえ危険もあります。
Twitter内での誹謗中傷で傷つけられた女性の事件なども起こっています。
Twitterは、機能的で成熟期を迎えていて、社会的な問題が起こるこもあります。
一番伸びているのはInstagram、内訳は女性が5割以上
Twitterは、10代から20代で幅広く使われていますが、Instagramの支持基盤は女性です。
著名人、芸能人、アスリートまで利用者が多いの特長です。
ここ数年ずっと伸び続け、ほとんどの年代で女性が5割以上を占めています。
特に、10代~30代では6割以上になっています。
ある調査で、大学の講義で何のメディアを使っているのか、アンケートを取ったところ、Instagramの利用者が一番多かったというデータもあります。
LINEは、通常使う「連絡ツール」で、それ以外のSNSでトップに迫っているのがInstagramになってきています。
新型コロナウイルスの感染拡大の中、緊急事態宣言中には、多くの芸能人がInstagramに動画をアップしていました。
例えば、「星野源」と検索すると、関連キーワードの上位に「インスタ」が出てくるという状況が発生していました。
写真の投稿が主だったSNSのInstagramは、今は動画に移行し、それが圧倒的に強くなっています。
インスタの機能の一つ、ストーリーズ(24時間限定で画像・動画を投稿する機能)やライブ配信を芸能人やタレントが使うようになり、そこからの収益がひじょうに伸びています。
また、広告やECサービスも伸びていて、Facebookのグループの中では一番の稼ぎ頭と言われるようになりました。
恐るべし、インスタグラムです!
TikTokがじわじわ進撃!しかし、このまま行くのか不明
携帯端末で動くように設計されたモバイルアプリTikTok、このアプリが動画メディアで進撃しています。
TikTokは、中国発の動画SNSで、日本では、3、4年前から大きなブームになっています。
「15秒の動画を音楽に合わせて撮影する」という短いものですが、日本では10代から20代を中心に伸びてきています。
TikTokの特長と言えば、Instagramと同じように縦長で見ることを前提としています。
TwitterやFacebookの動画が横長ですね。
15秒という短かい時間も、ユーザー増の要因の一つです。
スマホの利用を第一に考えられているので、画面をスッーとスクロールして、「ながら見」をする人が多いようです。
また、誰でも簡単に投稿できる手軽さが受ける要因でもあります。
YouTubeでは、かなり質の高い動画でないと人気が取れませんが、TikTokでは、素人や初心者でもバズることができると言われています。
その理由は、超人気者の動画と動画の間に、視聴回数が0回とか、まったく伸びない動画が出てくる仕組みになっているので、あえて0回動画などを組み込むようなアルゴリズムが入っていると推測されています。
その結果として今まで、数十回の視聴回数だった動画が数千に跳ね上がることもあります。
音楽を選んで踊るというだけで、YouTubeほどの芸もいらない。
うまく流行に乗ればバズるというチャンスを考えを見ても、若者が取り組みやすいSNSと言えます。
ただし、TikTokは、バックドアが仕組まれているという嫌疑でアメリカでは禁止の動きがあり、日本もその影響を受ける恐れが十分あります。
今後のニュースをモニターしておいた方がいいでしょう。
Facebookの利用者は高齢者がほとんど
Twitter、Instagram、TikTokなどは、若者をメインターゲットとして据えています。
しかし、Facebookのユーザーは高齢化が著しいと言われています。
40代のユーザーが最も多く、次が50代、その次が30代、年齢別のユーザーでは10代が最も少ないというのも珍しい傾向です。
就職活動中にやむを得ずアカウントを作る、という人もいるぐらいです。
日本では中高年が多いと言ってもいいFacebookですが、アメリカを筆頭に世界では「8割から9割の普及率」を誇っています。
しかし、Facebookも方針転換の時期にきているかもしれません。
それは、7、8年前からスキャンダルが頻発しているからです。
アメリカでは選挙コンサルティング会社がFacebook上の個⼈プロフィールを大量に入手し、イギリスのEU離脱問題での国民投票、米国大統領選でトランプ氏を⽀持する政治広告などに利⽤していたのではないかとされる事件が起きています。
個人情報を収集してそれを活かす手法が行き詰まっています。
しかし、まだまだ世界のSNS市場でナンバー1の地位を占めています。
利用者が少ないLinkedIn
LinkkedInは、アメリカで存在感を増しているSNSです。
日本では、まだまだ一般には知名度は低いですが、ビジネス特化型がLinkedInはよく知られるようになりました。
日本での登録者は200万人ぐらいと言われていますが、実際にはもっと少ないと言われています。
アメリカでは、Facebookはプライベート、LinkedInはビジネスと、うまく区分分けされています。
主にヘッドハンティングや転職の引き抜きに利用されていると言われますが、日本の転職率、ヘッドハンティング率はアメリカほど高くないので利用者が広がらないと考えられています。
ウィズコロナ時代で、いいね!やリツイート数が増加中!
ウィズコロナ時代になって、SNSの最新トレンドも代わってきています。
コロナの影響で家にいる時間が多くなりました。
家で暇している間にSNSで情報発信、情報入手する時間が増えたため、FacebookやTwitterの「いいね!」の数や、リツイートやシェアが多いものが増えています。
さらに、社会の不安定要素がSNSによってつながっているとも言われています。
日本でも東日本大震災後にも起こった現象として、批判や非難、怒り、恐怖などの感情的な投稿が多くなりそれらが拡散したという状況も報告されています。
最近の若者で、まさにSNSツ漬けの人は、他のメディアをほとんど使いません。
その結果、テレビや新聞が伝える公共情報が伝達されにくくなる傾向になります。
SNSを介した情報はものすごい量になります。
しかし、発信も受信も簡単にできる。
それは、これからディアに次ぐ存在として、社会への影響力を拡大すると考えられます。
SNSは、要注目の重要なWebツールとして存在感をどんどん高めていくでしょうね。
さいごに
特徴のあるSNS市場は、我々アフィリエイターにとって戦略を立てやすいのではないでしょうか。
それは、SNSの内容をよく観察していくと、ユーザーの属性を絞り込むことができるからです。
ユーザーの属性が見ていればわかるというのは、我々にとって強みです。
年齢、性別、職業などのユーザーのプライベートなデータがある程度わかるので、それに合わせたターゲティング戦略が立てやすくなります。
多分、起業はそれらのデータを駆使し、マーケッティングを実施しているはずです。
我々も、SNSの特長を理解しアプローチに役立てていきたいですね。
洋一郎でした。
コメント